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当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。

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やや特殊な切り抜きテク

パワポで好きな形に画像を切り抜くのはけっこう難しいですよね.
そんなときには今回紹介する重なりの抽出を使えば,簡単に実現できます.
ぜひお試しください.

 

喫煙

・禁煙した人は喫煙中の人と比べて,5年間以内に心血管イベント(心血管死,脳卒中,心筋梗塞,心不全)がHR 0.61(0.49-0.76)に減った(JAMA. 2019;322(7):642)

健康生成論

なぜ,あの人は生き生きとしているのか?
疾患があったとしてもその人が「生き生き」としているのは,健康度が高いからかもしれません.
「疾患がない=健康」という概念ではなく,「身体,精神,社会的に良好な状態=健康」と定義される中で,どうやったら健康になれるか,どうやったら健康状態を維持できるかを追求したのがアーロン・アントノフスキーの健康生成論です.
医療福祉生協連家庭医療学開発センターの藤沼康樹先生の家庭医の5つの神器の1つに数えられるこの概念は,その人の持つ健康に対する資源に着目するものです.
ゲームの主人公が経験値を得てレベルアップし,新しい技が使えるようになるように,その人の生まれ育った環境やこれまでの成功体験などがストレスという敵に対する防御力や攻撃力になります.

まったく診断が思いつかないときのもがき方

昭和大学江東豊洲病院 総合診療科の原田拓先生に,診断がわからない場合にどうやってもがいていくかをレクチャーいただきました.
どうやって日頃準備していくのか,出会ってしまった場合にはどうやって対応しているのか,先日のレクチャーの概要をまとめました!

NSAIDsの副作用

・NSAIDsによる小腸・大腸の粘膜障害を見当したRCTではセレコキシブ vs ナプロキセン+PPI vs プラセボの2週間後で16%  vs 55% vs 7%だった(Clin Gastroenterol Hepatol. 2005;3(2):133. )

スライドビフォーアフター

■症例スライドのありがちな例をデザイン的に修正します.

■プレゼンの内容の箇条書きスライドから実際のスライドへの作成を思考過程のポイントを含めて紹介します.

 

ベーチェット病

・静脈性の血栓イベントは,動脈系よりも多い.ベーチェット病の静脈血栓症のリスクはコントロール群と比べ14倍(Rheumatology . 2001;40:652. )

心房細動

・心房細動に対するアスピリンの脳梗塞予防効果はプラセボ/未治療と比べ,RRR 19%(95%CI -1.0~35), 1年のARRは一次予防で0.8%,二次予防で 2.5%だった(Ann Intern Med. 2007;146(12):857)

・脳梗塞ハイリスク患者に ILR を装着しても,心房細動は多く発見できたが,抗凝固薬導入による塞
栓症の予防効果までは示されなかった(Lancet. 2021;398:1507-1516. PMID:34469766)

ネットワーク・メタアナリシス

ARBの中でどれが一番いいんだ?などの疑問ってありますよね.
同クラス内の薬剤は直接対決した研究は少なく,結局どれがいいんだ!となることはよくあります.
その疑問に答えてくれるのが今回紹介するネットワークメタアナリシスです.
通常のメタアナリシスの直接比較に加えて,間接比較を入れることで,同クラス内の効果の順位付けをつけたります.
ただ,もちろん魔法ではないので,批判的吟味の必要があり,今回はそれを紹介します.

家庭医療理論のパラダイム

家庭医療理論を学んでいて,「これってどうやって患者さんの問題解決に役に立つんだろう?」と思うことがありませんか?
実はそれは意図せず問題解決モードで患者さんに対応していて,そのモードの延長上に家庭医療理論を位置づけ,問題解決ツールとして使用しようとしているからかもしれません.

従来の医学教育で刷り込まれている「問題解決モード」とは別に家庭医療を実践する上で必要な「ナラティブモード」が総合診療に必要で,それらを同時に動かすことが重要だと東京医療センターの尾藤誠司先生に教えていただきました.

それらのモード(オペレーションシステム)の違いをまとめました.

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