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私たちの診療Tips
当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。
肺胞出血
・肺胞出血の1/3は喀血しない(UpToDate>The diffuse alveolar hemorrhage syndromes<2022/5/26閲覧>)
診療ガイドラインの批判的吟味:AGREE2
原著論文の批判的吟味があるのと同様,診療ガイドラインにも良し悪しを確認する方法があるってご存知ですか?
今回紹介するAGREE2は診療ガイドラインが透明性を持って公正に作成されているかをチェックするフレームワークです.
- 1.EBM G_STEP3 批判的吟味 診療ガイドラインの批判的吟味 AGREE2
- 2022.05.16
お手軽スライドデザイン集
街なかの広告などのメディアでいいなと思ったデザインをパクりました.
これまでに紹介していない方法も紹介していますので,参考になれば!
<その1>
図の効果のぼかしはpdfにすると変になってしまいました...
<その2>
田中スタイル
岡山家庭医療センターの田中道徳先生が見せたスタイルです.
情報を一度にすべて提示するのではなく,段階的に出して「とっておき,お得感」を演出することで,参加者に前のめりにさせる流れが非常に勉強になりました.
それをすることで,飽きることなく,かつ参加者が自分レベルに応じた聞き方ができます.
今回は「とっておき,お得感」を演出するためのキャッチコピーにも触れました.
会議術
総合診療医たるもの,医師,多職種との連携は必須スキルです.参加する会議も多いと思います.
ただ,会議に出ても,何を話し合っているのかわからない.目的がわからない.時間が終わらないなど「これ,出てる意味あるの?」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
そこで今回は会議を円滑にするための方法を状況整理,比較,考えるに分けてご紹介します.
アブストラクトの批判的吟味
全文が見られないからアブストラクトだけ見る,興味分野の研究をザッとスクリーニングをかけるためにアブストラクトを見る.
本文を全部吟味するのも大変だから,アブストラクトだけ見る機会も多いですよね.
実はアブストラクトにも吟味のポイントがあります.
今回はRCTのアブストラクトのポイントを紹介します.
- 1.EBM G_STEP3 批判的吟味 アブストラクトの吟味
- 2022.02.10
多発性骨髄腫
血液・尿でM蛋白が認められない非分泌型MM(NSMM)はMMの3%.その中のさらに2~4%はκ/λ比が正常であるtruely NSMMという.これに特異的な検査はないが,低ガンマグロブリンは92%にあり,高カルシウム血症,腎障害,貧血,骨病変があれば診断には骨髄生検が必要になる(外来診療のUncommon Disease vol.3.生坂政臣編著 日本医事新報社.2020)
陰性感情
診療でついついイラっとすることありますよね.
このイラっとしたり,嫌だなと思う感情を陰性感情と言います.
相手のせいにしがちですが,実はこれは相手の問題だけではないことが多いのです.
その問題点の整理法と,その対応法についてまとめました.
コントラストを強くする
多くの情報がある中で目にとまらせるには,目立たせることが大事です.
ただ,表示する情報を全部派手にしてしまうと,今度は何が重要な部分かわからなくなってしまいます.
そんなときに意識するのがコントラストをつけて,他の情報と比べ目立たせることです.
コントラストをつける4つのポイントをまとめました.
- 4.プレゼン部 B_外見で勝負 コントラストを強くする
- 2022.01.24
虚血性冠動脈疾患
・悪性腫瘍では心筋梗塞や脳梗塞を含む急性動脈血栓症の発症リスクも上昇する.中でも, 癌の診断直後や肺癌と膵臓癌では最もリスクが高い(Thrombosis Research 2019 ;184:16).
- EBMを実践したい方
- 「患者全体を診る」診療医師を目指している方
- 総合診療科が確立している体制の上で医師として活躍したい方
- 病院総合診療医を目指している方
- 家庭医として地域で活躍したい方
- 離島やへき地の診療所で活躍したい方