TOP私たちの診療Tips

私たちの診療Tips

当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。

私たちの診療Tips

キーワード検索

リウマチ性多発筋痛症[PMR]

■診断

・PMRでは白血球と血小板は通常基準値内(UpToDate>Clinical manifestations and diagnosis of polymyalgia rheumatica. 2023/7月閲覧)

・PMRとCrowned dense 症候群の鑑別は腰まわりの症状があればPMR,NSAIDsが著効すればCrowned dense症候群がより疑われる. (Rheumatology (2004) 43 (12): 1508-1512.)

髄膜炎

・髄液ADA上昇(9~10U/L以上)のとき,結核性髄膜炎に対してSn 79%, Sp 91% LR+ 8.8, LR- 0.2( Int J Tuberc Lung Dis. 2010 ;14(11):1382-7 )

オープニングステートメント

「胸痛を主訴に受診した45歳男性です」ってプレゼンされると,けっこう萎えてしまう人が多いんではないかと思います.

いきなり現病歴よりはよいですが,初手としてはもうちょっと考えやすいように情報を入れてくれると助かりますね.

今回は症例プレゼンの第一声となるオープニングステートメントを取り上げました.オープニングステートメントは症例プレゼンの冒頭に述べるその患者の状況を表す一文です.
これがあるとないでは,第一印象とその後の展開が大きく変わるので,ぜひ入れましょう!

偽痛風(CPPD)

・CPPDは,変形性関節症に重複しうる.またCPPDの二次的な原因として,低ホスファターゼ症,副甲状腺機能亢進症,低マグネシウム血症,ヘモクロマトーシスが関連する.(N Engl J Med. 2016; 374: 2575.)

・関節液中の結晶の偽痛風に対する検査性能は偏光顕微鏡では感度 95.9%, 特異度 86.5%, LR+ 7.11, LR- 0.05.(Ann Rheum Dis. 2005 ;64:612)

外来マニュアルではカバーできない初診外来の流儀

外来マニュアルでは主訴,診断,治療のことは記載がされていますが,プライマリ・ケア外来だとそれだけで対応するのは難しい場合があります.そこには患者さんの受診理由を含めた総合診療的は発想が必要なことも多いです.

当科指導医達が初診外来で後輩に指導するときの注意点をまとめてみました.

医療業界の気になる言葉遣い

医療業界ってけっこう特殊な言葉遣いがありますよね.

業界に埋没しているとなかなかそれが特殊だと気づけないのですが,「普通の社会人の人にならどう話すか」という視点で考えると変な言葉遣いだと気づくきっかけになるかもしれません.

今回は患者さん,同僚,プレゼンの状況にあわせて,よくある気になる言葉を紹介します.

髄液蛋白細胞解離

髄液蛋白細胞解離が起こる疾患,病態(BMJ Open. 2019 Feb 13;9(2):e025348.)

・ポリニューロパチー

・腫瘍

・脳炎(感染,傍腫瘍,自己免疫)

・痙攣

・脳室シャント

・中枢神経の奇形

・脊髄症

・水頭症

・外傷(脳外科術後,びまん性軸索損傷)

・感染症(中枢以外)

・中枢神経血管炎

・神経の炎症

・静脈洞血栓

・髄膜疾患(癌,IgG4など)

・髄液漏

・脳症

・3ヶ月以内の脳出血

・多発単神経炎

・神経毒(ヘロインなど)

・無菌性髄膜炎

・特発性頭蓋内圧亢進

・高血圧脳症

・全身性の炎症

・脊髄疾患

・髄内化学療法後

・脱髄疾患

・視神経疾患

・脳卒中

・炎症性白質疾患

・神経叢障害

・遺伝性神経疾患

・運動ニューロン疾患

・ミオパチー

・脳神経障害

インストラクショナル・デザイン

レクチャーを作るときなどに,ただこちらの伝えたいことだけをプレゼンしていませんか?
レクチャー後に参加者が学んだ内容を実践に繋げられないのはひょっとするとレクチャーを作る側の問題かもしれません.
現場での実践にフォーカスを当てて,レクチャー単体だけでなく研修前後も合わせて考える方法をインストラクショナルデザインと言います.
今回はインストラクショナルデザインを生かしたレクチャーの作り方をまとめました.

血管炎

・ANCAは甲状腺機能亢進症治療のプロピルチオウラシル内服によって41%で陽性になる.同剤を終了しても10%で陽性のままになる(Int J Clin Pract. 2010 ;64:19-24)

あしらい(プレゼンの装飾)を学ぶ

スライドを作っていて,どうしても文字ばかりになってしまう.
画像も入れたけど,シンプルなのはいいけど飽きてきた.
そんなときありません?
そんなときにはちょっとした装飾(あしらい)を付けることでマンネリ化が打破できるかもしれません!

医療系プレゼンに取り入れやすそうなあしらいをまとめてみました!

 

カテゴリー

キーワード検索

私たちと一緒にロールキャベツ系総診目指しませんか!?

  • EBMを実践したい方
  • 「患者全体を診る」診療医師を目指している方
  • 総合診療科が確立している体制の上で医師として活躍したい方
  • 病院総合診療医を目指している方
  • 家庭医として地域で活躍したい方
  • 離島やへき地の診療所で活躍したい方
  • 初期臨床研修医の方

    新たなる一歩を踏み出した君
    なんでも診られる医師を
    目指しませんか!?

  • 専攻医の方

    まだ間に合います!
    総合診療専門医
    目指し直してみませんか

  • 現役医師の方

    これからの日本に
    求められる
    「総合診療医」をお考えなら
    東京北総診へ

イメージ
イメージ
イメージ
イメージ
イメージ
イメージ
イメージ
イメージ