東京北医療センターの特長

公益社団法人地域医療振興協会により運営されている東京都北区赤羽にある二次救急病院です。

公益社団法人地域医療振興協会は全国の嶼島・遠隔地などへき地医療の充実を目的とし設置され、全国70有余の施設を運営、支援しています。
その中で当センターは協会の旗艦病院として最先端の医療をめざし、医療技術の向上と優秀な医療従事者の育成、地域支援を運営の柱としています。

院内では、救急医療や急性期医療を中心に専門での研修に十分な体制を整え、へき地の診療支援のために総合診療科の育成にも力を注いでいます。
東京都北区最大の病院として、区内で初めて「地域医療支援病院」の認証を受け、災害拠点病院やCCUネットワーク、周産期連携病院の指定など地域でも中核的な役割を果たし、また北は利尻島から南は与那国島まで全国に診療支援ネットワークを構築し、総合診療科以外に放射線遠隔診断や外科、産婦人科、小児科を中心に年間述べ3,000日を越える支援をしています。

  • 病院外観
  • 外来受付
  • 救急搬入
  • 手術室
  • 時間体制による小児診療、周産期診療に重点を置いた医療を提供。
  • 地域医療支援病院として医療機関等の連携を深め「地域完結型医療」を目指す。
  • へき地・離島等への医療支援を行うと共に、災害時には拠点病院へ。
  • 病院と介護老人施設との包括的サービスの提供。
  • 民間の創意工夫を生かした効率的な事業運営。

東京北医療センター 管理者 宮崎 国久

当院では、内視鏡手術、悪性腫瘍手術など専門的な技術の習得だけにとどまらず、災害・救急・島嶼地域などのへき地医療などにも対応できるオールラウンドな医師の養成も目指しています。
また、経営母体である公益社団法人地域医療振興協会の日本全国に広がるネットワークを生かし、日本全国に活躍の場を広げることができます。
一地域にとどまらない日本全体を見据えた大きな視点で医療を考える機会にもなり将来必ずや役に立つことと考えます。

当センターの役割

救急医療
365日24時間体制にて救急車やドクターヘリなどの搬送および直接来院を受け入れています。
小児医療
24時間体制による小児救急とともに、小児のプライマリ医療を行い、地域医療機関と密に連携をとり、質の高い医療を提供。
へき地医療
へき地診療所等への巡回診療、代診医等の派遣、へき地従事者に対する研修等の支援をしています。
災害拠点
災害時における初期救急医療体制の充実強化にて被災者に対する適切な医療を確保する体制を整えています。
周産期医療
24時間分娩の体制、不妊治療、新生児医療の対応、LDR等の周産期医療を提供しています。
研修医教育
地域医療に根ざしたプライマリケアから、救急医療、急性期医療を中心とした幅広いものとなっています。

医療技術の向上優秀な医療従事者の育成地域支援

将来地域やへき地で働く医師の養成に特化した初期・後期プログラムを提供しています。
具体的には、上級医の指示のままに診療するのではなく、主治医としての責任を意識しながら自ら考え、一つひとつの判断にこだわりを持ちながら研修を進めています。こうしたトレーンングにより、身近に相談できる上級医がいない状況でも自力で情報収集し、問題解決しながら主体的に診療することのできる医師を養成しています。
特に見学主体となりがちな地域研修を、その地域にひとつしか医療機関がないようなへき地で、訪問診療や保健活動などを3ヶ月間本格的に体験できる貴重なプログラムが、東京北医療センターにはあります。

  • 地域研修
  • 地域研修
  • 地域研修

初期研修 地域医療の専門医を育成する3つの特徴

地域に根ざした医療をめざす人たちを対象に、地域医療振興協会の運営する地域病院、診療所とともに多様な研修を提供します。

地域医療研修が充実
  • 研修のはじめに1週間へき地医療研修
  • 本格的な地域研修
  • みっちり3ヶ月の充実研修
EBMに強くなる
  • 患者中心の医療のツールとしてのEBM
  • 生涯学習のツールとしてのEBM
ハーフデイバックでOff the job training
  • 1年次、週に半日はセンターで地域医療の視点での勉強の機会
  • 12軸に沿ったレクチャー、グループワーク
  • 研修の振返りと共有
  • 外来講師によるレクチャー
  • 2年目に週の半日の外来研修
徹底した振返り
  • やりっ放しにしない
地域に密着した病院
  • 内科では総合診療科が最大部門で臓器にこだわらない研修が可能
  • 小児科は24時間の小児救急医療に対応
初期研修のローテート例

初期研修のローテート例

当センターのポイント

医師、看護師、コメディカルからなる専門スタッフが結束し、様々な分野から患者さまの症状に応じた治療や心理的な負担軽減を図ることができます。研修医も積極的に参加してチーム医療の実際を経験することができます。

医師とコメディカルとの協力とチーム医療

またコメディカルも含めたチームカンファレンスが頻繁に行なわれ、患者さま中心の医療が展開されています。

  • チームカンファレンス
  • チームカンファレンス

東京北医療センターの概要

場所 東京都北区赤羽台4-17-56
設置者 公益社団法人 地域医療振興協会(JADECOM)
診療科目 29診療科
内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、神経内科、腎臓内科、血液内科、小児科、外科、内視鏡外科、食道・胃腸外科、大腸・肛門外科、肝臓・胆のう・膵臓外科、乳腺・内分泌外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、小児外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線診断科、皮膚科、泌尿器科、救急科、麻酔科、病理診断科、精神科
病床数 343床
(小児32床、開放型5床、ICU4床、HCU8床、NICU3床、GCU6床、無菌室5床)
開設年 開設年 平成16年3月( 診療開始日:平成16年4月22日 )

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